おやじの一言二言 

競馬はギャンブルではない?

私は今年で競馬生活25年目を迎えた。当初は競馬はただの趣味の域を出なかったことは皆さんと全く変わらない。しかし、人生の歯車が少しばかり自分に試練を与え、転機が訪れた。やがて競馬で10万円を超える配当を手にした私はすっかり天狗になっていった。「俺って、競馬の天才か?」などと友人にも自慢していたものだ。だが競馬はそんなに甘くはない、その自慢はすぐに悲鳴に変わる。以前のように勝てなくなってしまった。「そんなはずはない」と事態を呑み込めない。

それからは、今流行りのギャンブル依存症のように毎日競馬新聞との睨めっこが続いた。 それでも勝てなかったことはいうまでもない。理由は、運だけに頼っていたからなのだ。 私は、その時初めて競馬を根本的に見直してみることにした。止めることは簡単にできたが、悔しかった。とにかく悔しかったのだ。中途半端に的中したことで、おもい上がって競馬を舐めていた自分に腹が立っていた。 初めに、保存していた過去の競馬新聞を引っ張り出して、すべての結果を整理してみた。 そして、データの整理をしていく中で、いくつかの共通項を見つけた。それに気づいた時の驚きはまさに目から鱗が落ちた思いだった。 「一体今まで何を根拠に予想をしていたんだ。」 私はその時、心の中が沸騰するのを感じていた。

結論からいうと、競馬の予想には、3ハロンの上りタイムも、右周りも左回りも、先行も追い込みも、そして血統までもがすべて関係ないのだ。100%とは言えないが、85%は関係ないと断言しよう。 つまり「競馬は、強い馬を探してはいけない、このレースに勝つ馬を探すのだ」 レースでは、勝つ馬(勝って良い)は必ず決められている。その馬、あるいは馬たちを選定するのが重要だ。 「それでは、どうやって?」みなさんの次の質問が聞こえてくる。 それの答えは、「馬柱」の中にだけ存在している。 「馬柱」は、勝ってよい馬を教えているのだ。「勝ってよい」とはどういう意味だろう。

レースには、ストーリーが存在する。 その流れに沿って、何頭かの馬が5着までに入選する。そして、そのストーリーを演出するのが騎手たち。彼らはその卓越した運動能力と経験を駆使して、サラブレッドを主人公へと導いていくのだ。 ここまでお話すれば、賢い方ならもうお分かりだと思う。競馬は、ギャンブルではない。

よ~いドン!のレースならギャンブルだろう。しかし、競馬は全く違う。 もっとも綺麗なストーリーをご紹介しよう。 10年以上前の話だが、天皇賞というレースに天皇・皇后両陛下が競馬場に来られることになった。いつもは天皇陛下おひとりなのだが、この時は皇后さまがご一緒することに。 そして、レース当日、この天皇賞を制したのは出走した馬の中で唯一の牝馬「ヘブンリーロマンス」であった。ゴール前猛然とインをついたヘブンリーロマンスと松永騎手は、鮮やかに断然の一番人気ゼンノロブロイを差し切ったのだ。しかも16頭中16番人気の 馬だった。レース後、松永とヘブンリーは両陛下の眼下で、深々と頭を垂れて敬意を表していた姿は今でも私の脳裏から離れない。もちろん、馬券をゲットしたからだが・・・。 こんなストーリーは、ごまんとある。要は「競馬をギャンブルと捉えていては絶対に勝てない」ということだ。 今日からあなたも、馬柱からストーリーが見えてくるまで新聞を分析することをお勧めする。

競馬予想の裏側

◆競馬予想サイトに裏は存在するか? 世の競馬予想サイトを見ていて思うのだが、世の中やっぱり金が全てなのかねえ。 皆さんは、競馬予想ランキングなるものをご存じだろうか。 これもサイトの一つなのだが、どうも胡散臭い。その理由は、ここにランキングされている予想サイトは、全部繋がっているようにお見受けしたのだ。つまり、餌を求める魚たちに網が張られた状況と同じことだ。 JRAは、周知のように農林…省が管轄する法人なのだが、競馬マスコミから予想サイトま で全てがこの運営組織にまとめられているように思えるのだ。つまり、全ての流れは一部の関係者に集中しているのだ。 そこで、私は「予想サイトの運営はヤラナイ」と決めた。彼らを敵視しては絶対に排除さ れるからだ。元々、競馬などに科学は存在していないのだが、彼らは如何にも科学的な根拠を探してはこじつけた理由を後から貼り付けて来た。タイムだ、 血統だと様々な要素を持ち出しては、「予想」を複雑にして楽しさを演出してきたのだ。

◆競馬には、レースは存在しない。 競馬は、レースではない。これは明白だ。そこにあるのは、シナリ オだ。しかし、唯一の 真実といえばドラマは存在しているということだろう。支配者でも 予想不可能な故障や落 馬、そして騎手のミステイクだ。そこには、確かなドラマが待ち受 けている。 待ち受けている・・・・? どういう意味だ? 支配者の意に反して失敗した騎手にはペナルティーが科せられるの だ。 有力馬には騎乗させてもらえない。たとえ有力馬に乗るチャンスが 来ても、今度は勝たせ てはもらえないのだ。実に、厳しい業界だ。まさに、今はやりの「 ブラック企業」そのも のだ。中学を出て騎手学校を出た騎手たちに、支配者に逆らえる力 はあるはずもない。隷 属的に従わなければ、いつの日かその存在までも消されるのだ。○○騎手の自殺が全てを 物語っているように・・・・・。

◆競馬の騎手たちをみんなで応援しよう、そして支えよう! わたしは、自分のサイトを友人たちによって開設してもらっている 。幸運な人間だ。 騎手たちも一部のエージェントや、知己たちによって幸福な人も大 勢いるだろう。だがし かし、実際には実力がありながらも、辛酸を舐めている騎手たちも 大勢いるのだ。数年前 までは柴田大地君や丹内君もそうだった。しかし彼らは、岡田さん という素晴らしい人の 支援で表舞台に出ることができた。ラッキーな男たちなのだ。 今の時代は、インターネットとSNSの時代だそうだ。 わたしは、その時代にふさわしい競馬界が見てみたい。そのために 、本来主役になるべき 全ての騎手たちが表舞台で堂々としのぎを削って勝負ができる世界 を追いかけている。 いつも同じ騎手が騎乗する競馬のどこか白々しい雰囲気は、投資す るに値しない。 こころも踊らない。そんな番組を企画する担当者は、ただただ、的 中させて金を求めるためにだけ・・・これが競馬ファンだとでもいいたいのか? 騎手を道具として使い、競走馬を商売道具の消耗品として扱う。 そんな悪癖は、ネット社会では通用しない。いつの日にか、必ず全 ての騎手に平等にチャンスをつかめる日がやってくる・・・そう信じて、サイトと向き合っている。

◆このサイトは、賛成も反対も全てOK! 競馬の予想は、理論だ、タイムだ、血統だ。 どれでも結構だ。自分が信じたようにやればいい。 しかし、どんなに崇高で立派な理論でも、たった一人だけでは暗い 毎日のはずだ。 いろんな意見があってコミュニティーが成り立つし、面白い。 まさにこのサイトの存在意義がここにある。 わたしの「ストーリー論」に賛成も反対も、全てオーケー。みんなでどんどんぶつかり合いましょう。強者たちの参加を待っている。

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